ほかほかぞうさん
ぞうさんが、ひなたぼっこしています。「ああ ほかほか」。そこへ、とらさんが やってきました。「ぼくも ほかほかしていーい?」「いいよ いいよ」。うさぎさんも「ぼくも ほかほか したいな~」「おいで おいで」。ねずみさんも「ぼくも ぼくも」「おいで おいで」。
みんなでひなたぼっこしていたら、くもがもくもくでてきて…たいへん!おひさまがかくれてしまいました!
そこで、ぞうさんが「ぼくに まかせて!」ぶおーっとくもをすいこんで…
いったいどうするのかな?
さいごはみんなでいっしょに「ほか ほか ほか ほか ふーわふわ」。
- 定価990円 (本体900円+税10%)
- 初版:2013年8月30日
- サイズ:21×18.7cm
- 頁数:20頁
- 0・1歳~
- ISBN:978-4-494-00179-8
- NDC:913
内容説明
ぞうさんが、ひなたぼっこしています。「ああ ほかほか」。そこへ、とらさんが やってきました。「ぼくも ほかほかしていーい?」「いいよ いいよ」。うさぎさんも「ぼくも ほかほか したいな~」「おいで おいで」。ねずみさんも「ぼくも ぼくも」「おいで おいで」。
みんなでひなたぼっこしていたら、くもがもくもくでてきて…たいへん!おひさまがかくれてしまいました!
そこで、ぞうさんが「ぼくに まかせて!」ぶおーっとくもをすいこんで…
いったいどうするのかな?
さいごはみんなでいっしょに「ほか ほか ほか ほか ふーわふわ」。
読者の声
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(女性)
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ほかほかのところで子どもがよろこんで、同じように上に乗ってきます。親子でいっしょに遊べる楽しい本でした。
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(61歳・男性)
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最高にいいと思うよ。あったか~い感じがよく出ていて、子どもの成長時期に読んであげればきっと良い子に育ちますね。 しかも色合いや太陽の表現に刺々しさがなく、素晴しいと思いました。 早く次の作品が見たいです。早くしないと子ども(孫)が大きくなっちゃう。
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推薦のことば
- 子どもを笑顔にするあたたかな存在 2013年9月27日
- 絵本や紙芝居に登場するぞうさんは、子どもたちの人気者です。その理由は、大きくてゆったりしていて優しくて、困った時にいつも助けてくれる頼もしさがあるキャラクターで表現されていることが多いからでしょうか。もしかすると、子どもだけでなく大人にとっても、ぞうさんのような存在は憧れでありにいてくれたらどんなに心強いことでしょう。
この作品の中のぞうさんも、そんな大人も子どもも求めているイメージにぴったりと合ってます。いろいろな動物の仲間を無条件に快く受け入れて背中にのせてお昼寝させてくれるぞうさん。お日様が隠れてしまうと、「ぼくにまかせて!」と一気に雲を吸い込んで、みんなのところに吐き出してくれるのです。雲に触れることも子どもたちにとっては、あこがれ。それをぞうさんが叶えてくれるのです。そして雲のなかであそび、最後は雲に包まれながらみんなでスヤスヤと気持ちよさそうにお昼寝です。
二歳児にこの絵本を読んでみると、ぞうさんの背中でみんながねているページでは、あたかも自分も乗ってるような満足げなうっとりとした表情、「ぶおーっ」とぞうさんが雲を吐き出すページでは、瞳キラキラのピークです。みんなの表情は、花が一気に咲いたような笑顔になります。単純な絵とストーリーですが、スケールは大きく、心がんだりんだりできる絵本です。 - 井桁 容子(いげた ようこ/東京家政大学ナースリールーム主任)