赤ちゃんのえほんQ&A

- 初めての本として『いないいないばあ』を買ったのですが、
あまり興味がないようです。なぜでしょう?(7か月の女の子)
1歳まえに『いいおかお』を読みましたが興味をしめしません。
はっきりした絵のほうがいいのでしょうか?

- 赤ちゃんが本と出会うには、ちょうどいいタイミングがあるのです。
それは、赤ちゃんによってもさまざまです。5か月くらいでも「ばあ」のところで笑います、というお手紙もよくいただきますし、「下の子のために買ったのですが、おねえちゃんの方が気に入って読んで読んでとたいへんです」ということも。
「いないいないばあ」や「いいおかお」のあそびができるようになる10か月〜1歳くらいが、最初に出会ういい時期だと考えていますが、まだうちの子は本は早いかなとおかあさんが思ったら、ぜひ『あかちゃんのうた』の中のわらべうたや詩を語りかけてあげてください。
赤ちゃんが、とても心地よい気もちになるものばかりです。

- 松谷みよ子・ぶん 瀬川康男・え

- 「読み聞かせ」ってむずかしいのですが、本のめくりかたや、声の抑揚など、どうしたらいいですか?

- あまりかたくならず、いつも赤ちゃんに話しているようなつもりで読んであげてください。
おかあさんのひざの上で本を読んでもらう、それが、赤ちゃんにとってとてもうれしいことなのですから。
赤ちゃんがじっと絵を見て楽しんでいるようなら、それを待ってゆっくりめくってあげましょう。そうやって、何回も読むうちに少し工夫してみようと思ったら、そうしてみるのもいいでしょう。例えば、よくいただくおたよりに『のせてのせて』の「まこちゃん」のところを、自分の子どもの名前に変えて読むととても喜びます、というのがあります。また、『もうねんね』は、静かにゆっくりとねむそうに読むと、赤ちゃんもねむくなるかもしれませんね。

- 瀬川康男・え

- 東光寺 啓・え

- もうすぐ2歳です。つい親の好みで物語性の強い本をえらびがちなのですが、年齢にあったものというのはどんな本があるのでしょう?

- 2歳というと、いろんなことが認識できるようになってきたころですね。
『あなたはだあれ』は、鳴き声から動物などをあてる内容です。
それから『もしもしおでんわ』は、電話に興味をもったころにぴったりですし、『おさじさん』は、スプーンをつかってたべることを、楽しくおしえてくれます。
そうして「松谷みよ子・あかちゃんの本」で楽しんだあとに、新しいシリーズ「あかちゃんのおいしい本」の『きゅうりさんととまとさんとたまごさん』はぴったりです。
「あかちゃんのむかしむかし」のシリーズも、むかしばなしのファーストブックとしておすすめです。


- 瀬川康男・え

- いわさきちひろ・え

- 東光寺 啓・え

- 『おふろでちゃぷちゃぷ』は、私も大好きで、とてもいい内容なのですが、紙がうすくて子どもに破られないよう気をつかいます。
もっと厚い紙にできないでしょうか?

- 「松谷みよ子・あかちゃんの本」を合紙絵本※1にしてください、というお手紙もよくいただきます。
しかし、私たちは、「本」ということにこだわりたいと思っています。
赤ちゃんに初めて読んであげる本だからこそいいものをつくりたい、最高の文化を手渡したいのです。そのために、赤ちゃんが見るのにいちばんいい大きさを考え、目にもやさしい色の紙をつかっています。製本も、「こわれやすい」という声に改良を重ねてきました。
これからも、「松谷みよ子・あかちゃんの本」を、赤ちゃんのための文学として、大切に読んでいただけることを願っています。
※1. 欧米ではボードブックと言われる。ボール紙を貼り合わせて強度をもたせた絵本。

- え・いわさきちひろ
