京劇がきえた日

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京劇がきえた日

「文化の命」は、何代にもわたって
受け継がれてきた、民族の知恵の結晶。
文化を大切に、平和を大切に!

 1937年12月、日本軍は南京を占領し、歴史上もっとも悲惨な「南京大虐殺」がなされたのは、武器も持たない普通の住民に対してでした。京劇に夢中になっていた近所の人たちの何人かは、まもなく「大虐殺」によって命を落とし、青年や壮年のなん人かは銃を取って戦場へ急いだことでしょう…。戦火で肉親が離れ離れになったいくつもの家庭は、その後もとのようにひとつの家に集うことができたでしょうか。
 そんな人たちを心にとどめ、彼らに敬意を表することが、この絵本の創作を思い立った動機です。

姚 紅(ヤオホン)
1961年南京生まれ。南京芸術学院美術系(学部)中国画専門課程卒業。江蘇少年児童出版社の編集責任者を経て、現在は南京芸術学院美術学院挿画系教授。中央教育科学研究所早期教育センター美術顧問を兼任。絵本『もじゃもじゃあたまの女の子』、『明珠』は、全国優秀少年児童読み物一等賞受賞。

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